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口唄
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作詞 銀瞳の雄 |
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ずっと前から思ってた まだ小さかったあの頃
儚く散ったあの唄は 今も昔も同じもの
ひとつだけって言ったのに どうしてこうも伝わらぬ
思い出だけが語ってくれる
嬉しく想え最後までと
色と色が混じり合うとき
苦しみが生まれる
天に突き放された 私は全てを疑った
心失くして 蛻の殻となった躰
誰も必要とするわけがなく
粉々に砕け散った
嫌と言っても言い切れぬ
虚しく歌ったその唄は 計り知れない程のもの
空を切ったあの風が 私の心も切って行く
耳を塞ぐ手を退けて
耳に手を当てすまして聴け
あの唄を
懐かしき友は目の前に
哀しき想いは掌に
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