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I am・・・
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作詞 銀瞳の雄 |
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僕は一人。
友達はいない。誰とも口を開かないまま一日が過ぎてゆく。
僕は一人。
まるで周りにはバリアが張ってあるように 誰も近づこうとしない。
一匹の黒猫が 目の前に現れた。
そっと抱えたとき 何か熱いものが込み上げてきた。
透き通った黒い瞳を見つめていると
一筋の滴が頬を伝った。
僕は知らなかった。
それが「涙」ということを。
それが「悲しい」ということを。
ひとつの手が 目の前に現れた。
そっと握ったとき 心が温かくなった。
顔を上げて見てみると
頬が上に持ち上がった。
僕は知った。
それが「笑顔」ということを。
それが「友達」ということを。
優しい香りが僕を包んだ。
眩しい光が僕を包んだ。
かけがえのないものを 掴んだ気がした。
僕は気づいた。
それが「親」であることを。
それが「愛」であることを。
僕は一人じゃない。
友達がいる。楽しい瞬間を過ごしながら一日が過ぎてゆく。
僕は一人じゃない。
まるで解放されたかのように 皆が僕を求めてくる。
僕は・・・
君は・・・?
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