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ひとりぼっち
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作詞 ポターン |
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前を向いたら壁があって
後ろには真っ白な空間
目を覚ますとひとりぼっちで
目を閉じると誰も居なくなった
暗い部屋の
ひとつしかない窓のカーテン
揺らす風も吹かなくて
開ける事もしなくて
狭い部屋に人間がひとり
朝昼晩と同じ事繰り返して
眠りに付くと安心で
でもなかなか寝付けずに不安で
寒い部屋に
時々顔を出す太陽の光
僕には光しか見えなくて
本当は太陽かもわからなくて
寂しい部屋に
ぽつんとテーブルがあって
向かいには誰も居なくて
だけど寂しくなんかないって
強がる事を覚えてしまった
寒さに耐えることばかり知ってしまった
僕は本当はひとりっぼち
ひとりぼっちの時間から逃げ出したかったんだ
カーテンを開けてくれよ
誰か
孤独な空間に
部屋の扉をノックする音
僕はちょっと驚いて
でも嬉しくて恥ずかしくって
重たいドアを開けた
精一杯の想いでカーテンも開けた
「おはよう」を言ったのは
ずっと知っていた
けれど
ずっと触れられなかった
僕の手をとって
外へ連れ出してくれた
ひとりっぼちの世界が開いた
ずっと話したかった
ずっと聞きたかった
だけど
すっかり忘れてしまったから
まずお互いの名前から知りたいな
君に会えてよかった
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