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Monotone 〜今亡き祖母へのRapLetter〜
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作詞 秋野詩人 |
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Monotone
作詞:YOSH
[サビ]
あの頃まだ幼すぎた僕にとって
それがどれだけ大切かなんて
分からなかった
今こうしてあなたを思い出す度
出てくる涙と感謝の念
届けたい 雲の上まで
心の底からありがとう
[Aメロ]
捜し物があるんだよ
それは今じゃアルバムの中
幼い僕と 笑顔の祖父母
三十六度 五分の 温もり
繋いだ手あたたかくて
ありがとう ありがとう
見守ってくれた事
繋いだ手離さずいてくれた事
子の 世話終えて孫の世話
係をあなたかってくれた
分かってくれた 僕の気持ち
欲しい物 したい事それだけじゃない
怒られる度かばってくれたあなたの優しさ
褪せる事なく今も覚えてる
人は老いる
それは当たり前 ガスやオイル
で動く機械じゃない
時が経って 年をとって
身近な人が痴呆になって
悔しくって 悲しくって つい矛先のあなたに強くあたって
僕は恩を仇で返していた
それに気付いた時にはもういなくて
甘えたくても叶えたくても想い叶わぬままで
[Bメロ]
唯一の理解者
気付けない様な視界じゃ
失った後に感謝
するだけの僕は大馬鹿者
偽善の感謝ならおママゴト
と言われても仕方ない
だがこの胸の締めつけるものは何
夕日が涙に溶けていく
[サビ]
あの頃まだ幼すぎた僕にとって
それがどれだけ大切かなんて
分からなかった
今こうしてあなたを思い出す度
出てくる涙と感謝の念
届けたい 雲の上まで
心の底からありがとう
もっと早くに気付いていたなら
してあげたい事が沢山ある
今日の夕日や
桜並木 僕に見える景色全てを
あなたにも見せてあげたい
届くかな 雲の上まで
この想い歌にして贈るよ
[Aメロ]
伝えたい事があるんだよ
それは今じゃこの胸の中
だけに留まって 立ち止まって
しまうよ なぜなら 自分勝手
にしていた僕向って言えない
ピアノの下が僕のテリトリー
そして時折 弾いてくれたメロディー
思い出している今 楽譜手に取り
あなたを近くに感じてるよ
だけどこの部屋にもういない
遠い所に 逝ってしまったあなた思うと
空っぽの心に いくつものほころび
そして喜び も悲しみもどこかに
いってなくなるよ すり抜ける様
ベッドの上 周りを気遣い
ながらも静かに あなたは目を閉じた
そして聞こえていた息遣い
が間もなくして聞こえなくなった
これが偽り であって欲しいと願った けど
二度とあなたが目を覚ますことはなかった
誰も強くはないと あのOne night
感じた 強い父が泣いていた
[Bメロ]
想いの全て
歌で伝える これしかない 術で
どれだけ償えるか分からない
それでも歌う ステージの上で
その声 この姿 見ていて
聞いていて 誤解されて
もいいんだ 愛されて
いた分 愛であなたに返すから
[サビ]
あの頃まだ幼すぎた僕にとって
それがどれだけ大切かなんて
分からなかった
今こうしてあなたを思い出す度
出てくる涙と感謝の念
届けたい 雲の上まで
心の底からありがとう
もっと早くに気付いていたなら
してあげたい事が沢山ある
今日の夕日や
桜並木 僕に見える景色全てを
あなたにも見せてあげたい
届くかな 雲の上まで
この想い歌にして贈るよ
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