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オトナ
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作詞 本岡 千尋 |
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現実を見つめる勇気が無い20歳(はたち)の私は
帽子をかぶりながら 永盛駅に向かいます
途中 左に阿武隈川が見えてきて
近く 49号線に抜ける道路が出来ます
そして私は 飛び込む準備をしていくのです
見る気もしない出来の悪い20歳の私は
帽子をさらに深くかぶり 線路を目指します
途中 右に昔住んでた家が見えてきて
近くには 居酒屋と小さな旅館があります
そして私は 時刻表を見てタイミングを図っていくのです
誓う言葉を忘れ嘘で固まっていく毎日に見損ない
ここにいる意味が理解できなくなってきました
尊敬できない人達と戦う事が恥に変わり
割れ目を濡らしながら何となく生きてる姿が 目に浮かんだのです
妄想壁の有る20歳の私を愛す人は もうどこにもいません
真実を語る魅力が無い20歳の私は
帽子を後ろに置いて 無人の線路の上に立ちます
途中 左右に迷いが見えてきて
近く 15時03分上り列車が来てしまいます
そして私は・・・
そして私は 一つ一つ失っていくのです
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