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名もなき唄
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| 作詞 綺音 |
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世界は今 どんな未来を見ているの
交わらない夢 終わらない詩
絡めた指 掴みかけたのは愛だった
終わりなどない 始まらぬから
私の知らない何処かへ続いて
私の知らない誰かの声 響く
こぼれ落ちた涙に 全ての理由を問う
だけど時間は無口なまま
痛みのその果てに 繋いだ手の中に
求めた答えはあるのかな
限りない宇宙（そら）の星屑の様に
無情に輝き 儚くも消え
手に入れたはずの大事な何かは
刹那の瞬き 故に燃え尽き
私の知らない何処かで果てて
私の知らない明日へのと扉 遠く
届かないならせめて 忘れられればいい
だけど答えは暗雲の中
色褪せることない 脳裏に焼きついた記憶
消し去るにはあまりに鮮明で
残された傷跡 癒しすら忘れられ
悲しすぎる 乾いた風の音
愁いから逃れる術はみな知らない
声にならない言の葉
口ずさむ名もなき唄
こぼれ落ちた涙に 全ての理由を問う
だけど時間は無口なまま
痛みのその果てに 繋いだ手の中に
求めた答えはあるの
振り返るとそこに 歩んだ道はなく
後戻りできないと告げる
喜びだけじゃない 時には哀しみだって
必要だと唄が言う
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