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冷たい手
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作詞 綺音 |
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風はないけど肌寒い
温もり探す空いた右手
ポケットの中 潜り込む
握りしめたいものはなくて
もう夕闇が迫ってくる
伸びる影に寄り添う人はなく
黒い色だけ大きくなってく
もう暗闇に呑まれてしまいたい
きっと僕が大事にしなくちゃいけないもの
他にあったんだね
キヅケナカッタヨ・・・
君の心だって見えなくなってた
残された「僕の心(かたほう)」が涙を流す
一粒だけ・・・
黙り込んでる夕陽は
闇に呑まれまいと照る
その光すら弱すぎて
僕の心(ここ)には届きやしない
もっとちゃんと君と向き合えばよかったと
深い傷口が言う
キヅケナカッタヨ・・・
―ボクはここだよ。見える?
良かったら会いに来て ―
後悔が口ずさむ詩は誰にも
届かなくて・・・
川に映った僕は脆く歪んで
輪郭は曖昧
ホンモノ ハ ドコヘ?
風が吹くたびにまた歪んでく
ぽつんと佇んでる
独りじゃ意味がない
キミ 二 ナレスギタ・・・
言いたい事はあるけど
―じゃあね。ボクは行くから・・・。―
夢であえるなら
この冷えた手を温めてよ・・・
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