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エゴイスト
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作詞 夜来香 |
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上手く歌えないの
籠の中で死んじゃったカナリア
もう聴けない旋律が思い出せないの
空を濁らせてく
青の中を貫いた飛行機
見上げた憂鬱散らして回り始めた
さっきまであったはずの
『 』
それは僕らのユートピア
愛しかたがもうわかんないんだ
この耳はもう聴こえないんだ
わたしだけの神さんと
わたしだけの鬼ごっこ
終わらせてみせてよ
輪廻を駆け抜けて
上手く羽ばたけないの
雨に濡れた翼は泡沫
もう見えない楽園が思い出せないの
曇る視界だけが
とらえた色を忘れさせない
七色の薔薇が残酷に咲き誇る
ゆびさきに止まった
『 』
いつか契った約束と
愛されたいと望んでいたんだ
この目はもう見えないけれど
わたしだけの神さんへ
届けたかった想いは
不器用に刃を
煌めかせる炎
フェアリーテイルに誘(いざな)われ満たす月の欠片
空っぽになった海を涙で溢れさせようか
愛の形をおしえてほしいの
目も耳も心も壊れたの?
わたしだけの神さんが
全部持っていったんだ
代わりに何かを
残してくれたんだ
愛されたいと望んでいたんだ
愛しかたは忘れたけれど
わたしだけの神さんと
わたしだけの鬼ごっこ
温もりの足跡
掌につかまえ さあ
鬼さんこちらまで
輪廻を駆け抜けて
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