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メロディア
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作詞 夜来香 |
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海みたいな空の下で
緑は揺れました
木漏れ日に目を細めて
笑う君がいました
石畳を弾きながら
馬車は横切って
カラカラと回る車輪と
もう一歩伸ばした手
いつか握った温もりを
思い出すのです
悲しいという感情を知りました
はじめて涙の味を知りました
君の時間が止まってしまったのなら
僕は待つよ
君の帰りを
だから、もう一度、笑ってくれませんか
泡みたいに消えてしまう
記憶を揺すっては
褪せてしまわないように
君を思い描きます
澄んだ空に響きわたる
鈴の音のような
懐かしくてあたたかい
ソプラノのメロディ
失われた感情を
取り戻すのです
嬉しいという感情をおしえます
しょっぱいだけが涙じゃないのだと
君がくれた気持ちだから今度は
僕が返そう
君への想い
だから、もう一度、笑ってくれませんか
君の悲しいを僕にください
君の嬉しいを僕にください
どうか要らないなんて拒絶しないで
どうか共に生きてください
神様僕の罪をお赦しください
そしてどうか彼女に幸せを
明日をむかえる喜びを知って
君と歌おう
いつかの歌を
だから、もう一度、笑ってくれませんか
終わりの始まりに立つ君の隣
怖いなら手を握っててあげる
もうひとりぼっちじゃないから
僕は待つよ
君の帰りを
だから、もう一度、笑って
優しいキスをしよう
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