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ビー玉
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作詞 夜来香 |
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海に沈むビー玉は
傷だらけで割れそうで割れなくて
光を反射しても
濁ってるみたいなの
海の底でビー玉は
砂の上で動かずに動けずに
途方にくれたような
曖昧な色して
「誰も気づいてくれないの」って
何も言わないでひとり
冷たい水に身を投げた
間に合うと思ったって、慌てて手を伸ばし
なんではやく言ってくれないの
その水の冷たさに、呼吸の難しさに
胸が締め付けられるようで
海に沈むビー玉は
寂しくなって泣きたくて泣けなくて
光は眩しすぎると
遠くを見つめてるの
「僕が気づいてあげるから」って
何も言わないキミを
探して水に身を投げた
キミはすぐに見つかった、ひとりで泣いていた
なんではやく言ってくれないの
僕の見つけたキミの、ぐしゃぐしゃの笑顔に
抱きしめずにはいられなくて
ありがとうごめんねって、泣きながら言うから
笑ってるほうがかわいいよって
ありきたりな言葉で、でもこれはキミだけ
キミにしか言わないんだから
海からでたビー玉は
嬉しくなって泣きたくて泣けなくて
日の光の下で
綺麗に輝くの
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