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世界の終わりに手向けた花
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作詞 夜来香 |
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水面に映る ラクダの群れ
真昼に枯れた ポインセチア
砂を赤く染め上げた
三日月浮かぶ 絨毯の紺
真夏に咲いた サザンクロス
冬の空の落とし物
エーテルの光
すくい上げた水を照らす
愛した世界に滅びの歌を
産声掻き消す狂気の声を
壊れゆくものに抱かれ
終焉の火を灯すように
鏡に映る 白痴のバク
夢に喰われた ワスレナグサ
羊飼いのユートピア
おぼろに消える まほろばの地
夢幻に舞った マリーゴールド
永遠の夜の始め
揺りかごの上
コウノトリの影が回る
愛した世界に滅びの歌を
破滅へ誘う(いざなう)不協和音を
世界の終わりの中心で
最期の火が踊るように
世界の終わりを飾る様に
花束を手向けましょうか
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