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みにくいあひるの恋のうた
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作詞 夜来香 |
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みにくいあひるは
白鳥に憧れました
それを恋と呼ぶのなら
なんと醜い恋でしょう
容姿も違えば
釣り合うこともなく
交わることもなく
繕った羽を堂々と広げて
強がって意地を張った
みにくいあひるは
優しくて心まで白く染まった
その温かさに抱かれ
泣いてしまいました
みにくいあひるは
胸が苦しくなりました
結ばれない運命に
必死に抵抗するのです
なんの悪戯か
二羽を引き合わせた
固く脆い糸は
偽った羽をその身にまとって
強がりな嘘をついた
みにくいあひるは
惹かれあう心に気付かないまま
すれ違う二羽の傷は
互いを汚しました
みにくいあひるは
白鳥に恋をしました
決して叶うことのない
みにくいあひるの恋のうた
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