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秘密
作詞 砂糖華子
肌に吸い付く空気を
まとって風を切り開くの

懐かしい思い出思い出そうと
明け方に家を抜け出し
誰にも見つからないように
夏の秘密は私の心の中に
走ったどこまで走れるか
見えない誰かとの競争を楽しむ

気温の上がりきらない午前五時は
人通りもまばらで車道の
白線に沿って寝転がるの

誰も触れない夜明けに触れようと
真夜中に目を覚ますの
誰にも見つからないように
夏の秘密は私の心の中に
目を凝らし手を伸ばし
指先に何かが触れる期待をした

熱を帯びたコンクリートに寝転がり
頭上の暗闇を目の前に
私は夜と共にふけていくの

消えていくの

耳元に鳴り止まぬせみの声
気が狂いそうになるまで夏は終わらない
鼻を突くのはプールの薬液
気が狂ってしままで夏は終わらない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 秘密
公開日 2008/07/23
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 夏をイメージして書きました。
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