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世界不満 〜世界への不満〜
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| 作詞 籠目 |
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お外はつまらない
ＴＶもつまらない
ゲームもつまらない
こんな不満ばかり出す世界が一番つまらない
ＴＶの中のキャスターの作り笑いのような、あの笑顔。
どうも眼につきまとう。
「どうして、そう笑ってられるの？」
心の隅でコップから垂れ流れるような疑問と不満が心の底にたまってゆく。
それは、私が幸せだからよ。そう言いそうなキャスターがどうもイラつく。
このキャスターと私はどこか違うんだよ。
外の世界が見えるこの窓から下を見ると、少女は悲しそうに冷たい子犬を抱いてる。
少女の眼から落ちた雫がどうも頭から離れない。
「どうして、あの子は悲しそうにできるの？」
心の隅でコップが揺れる、また心に溜まってゆく。
それは、私が幸せだったからよ。そう云いそうなあの少女の眼がどうも怖い。
もしかしたら、私は負けてるの？
液晶画面の中を筋書きのある人生をなにも言わずに生きるゲームの主人公。
その無表情の顔の彼ら。そんな彼らの人生がどうも気にかかる。
「どうして、不満をこぼさないの？」
心の隅でコップが倒れる、溜まってしまって濡れた心。
それは、不満をこぼす権利がないからだよ。そう言いそうな主人公の無表情がどうもつまらない。
もしかして、私は我儘なの？
視界に入る世界。私にとってはつまらない。
視界に入る世界がとてもイラついて、怖くて、つまらない。世界なんて見たくない。
そう思い自分の世界に逃げ込んだ。
「どうして、逃げ込んだの？」
心の隅でコップが割れる。心はもう乾くことはない。潤うこともない。気色悪い湿り具合。
それは、世界が自分を嫌ったからさ。そう思ってしまった私の心がどうも信じれない。
もしかして、私、世界が好きだったの。
そう思えば昔、あの世界の中で笑顔で笑っていたんだよね。
それならつまらないの私。
私の世界。
それなら、つまらないこの世界を壊そうか・・・
そして、ずり落ちた私の世界は、世界とつながった。
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