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帰路
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作詞 こま |
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夢見る事を恐れた少女は
裸足でアスファルトを歩く
周りにはもう誰もおらず
西の空はほらまだ明るい
空も海も街も 茜色で
つい同じ色の服を 買いそうになった
終わらない道を
一歩一歩進む
疲れ果て倒れる彼女を
カラスが笑うよ
沈みゆく夕日が
眩しく見えるから
迎えに来てくれる?
夢見る事を忘れた少女は
裸足で獣道を歩く
風さえも既に通り過ぎ
東の空はああもう暗い
小さな川の土手に 咲いていて
踏み折られた彼岸花 抱きしめていた
手に足枷を
足に手錠を
心を凍らせた私を
カラスが嗤うよ
夜の冷気さえ
優しく感じられたら
さぁ 帰りましょうか
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