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地獄蝶々
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作詞 榮袈 |
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羽ばたく黒い羽 見とれるばかり キレイで美しくて 青空を羽ばたく
一人だけで飛び立ち 孤独のまま羽ばたく こんなにステキなのに 何故なの?
いつも街を歩く人を見つめながら キレイに羽ばたいてゆく
カラスにも捕まらず何にも捕らわれないのね まるで霊の様
ここで何をしたって あの羽は落ちない
いつだって黒く染まりゆく 空を見つめてる
どうして一人のかな? あんなにもキレイなのに?
一人ぼっち それはとても辛いのに
あの蝶は怖さを知らず いつも飛んでいる
いつ殺されるかも 分からないまま
一人飛び立ってゆく 地面の底を目指し
あの蝶はたった一人の 地獄蝶々
音もなく飛び立つ その姿に
人は皆思う 冷たい心を
きっと過去に辛いことがあったんだろう
皆を喜ばせられるのに 何故 何故あんなに心は冷たいの?
どうして暖めてあげることさえ 出来ないの?
捕まえられない あの地獄蝶々
さあここにおいで 暖めてあげる
静かに手を差し伸べると その蝶は指に乗って
悲しみをぶつけるように 私を見つめた
今日もあの蝶は 舞い上がる
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