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Cloudy
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作詞 mamy |
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今日、わたしは一年分の涙が出たような気がします。
ドライアイが治ったかもしれないぐらい泣きました。
あなたは私を雲に例えました。
天気みたいにコロコロ変わる気分屋だからって言いました。
今日のわたしは、昨日の爆弾低気圧と同じ雨量を降らせた雲でした。
なんでそんなに泣いたのかは聞かないで下さい。
私も知りたくありません。
私はあなたを太陽に例えました。
太陽は雲よりもずっとずっと上にあって、
だから私が夏の入道雲になろうが、
秋のうろこ雲になろうが、
台風の目を作ろうが、
あなたはただ見下ろしています。
でも当の本人は本当は雲の下です。
最近は雷ばかり落としている雲です。
こんな雲、早く過ぎ去ればいいと思っています。
私も雲ひとつない青空が好きです。
曇った日はきらい。
気分が憂鬱になります。
雲は1ヵ所には留まりません。
そして雲はやがて蒸発して消えてなくなります。
なくなれば太陽の出番です。
雲がなくなれば太陽が見えます。
みんなその方が嬉しいです。
私もその方がはっぴーです。
あなたは風はないの?と聞きました。
私はなんで?と聞きたかったけれど、なぜだか聞けませんでした。
本当はあなたは私を風に例えたかったのでしょうか。
それは一体なぜなんでしょう。
もし風があったのなら、
その答えは何だったのでしょう。
空は一番好きな人、火は一番落ち着く人、
風があったのなら、
それは一体何だったのでしょう。
お腹がずきずきします。
蒸発して雲はなくなるのでしょうか。
なくなってほしいって太陽が思うから、
なくなるのでしょうか。
そんなに簡単になくならさせてくれるとは思えません。
なぜなら、私はまだ何も残していないからです。
何もしていないからです。
そんな簡単に良い思いができるわけはありません。
雲はなくなったらどうなるのですか?
水蒸気で出来た雲の水蒸気がなくなって
ただの空気になるのですか?
誰にも見えない存在になるのですか?
空気になっても太陽のそばにはいけませんか?
太陽はどうやって燃えているんですか?
暗い暗い宇宙でひとりで寂しくないですか?
お腹がずきずきします。
雲なのにずきずきします。
爆弾低気圧だから、爆弾を抱えてしまったのでしょうか。
でも今日は天気でした。
雲はなかったように思います。
あなたの空も見上げたら早く青空になればいいですね。
雲なんてない方がいい。
結局、雲はいつも邪魔なんです。
煙たがられるんです。
みんなの心を暗くするんです。
灰色で、雨が降りそうな雲を見て
みんな嫌な顔をします。
太陽を見て嫌な顔をする人はいません。
みんな笑顔になります。
雲がなければ雨は降らず、作物は育たない。
でも私はそんなに器用に変化できない自信のない雲です。
できるなら私は大きな入道雲になりたいです。
もこもこしていて夏を感じるからです。
夕日をあびた秋のうろこ雲でもいいです。
オレンジ色に染まってきれいだからです。
私は太陽に染まりたいです。
きれいだなって思われたいです。
雲だって必要だって言われたいです。
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