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Rem - Chaos
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作詞 愛弓歌 |
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繊細で儚い無色の闇に
琴線のトレモロで機微を奏でて
浮遊感を描く小宇宙に
僕は意味と配列を溶かした
その睡眠と覚醒の狭間での
五感の従属を世界と呼んで
50個の音で出力すれば
僕はもう一人では無いだろうから
問いかけに反射して呼応するのが意味なら
この視界に光を投げかけるのは他ならぬ僕なんだよ
あの日の空は間違いなく笑っていたし花は唄っていた
そうやって彩が萌え始めるから
脆くも美しい無色の闇に
溶かした秩序は僕を離れて
こちら側を向いた景色として
昇華されて感情を焦がす
その主観と客観との狭間での
連鎖の収束を世界と呼んで
12の音で出力すれば
僕はその0を知るのであろうから
問いかけを繰り返して共鳴するのが詩なら
その果てで心を震わせるのは他ならぬ事実だから
あの日の空は間違いなく綺麗だったし今もそうであると
そうやって彩りを刻んだならば
混沌の朝のカーテンを開く
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