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Del.
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作詞 愛弓歌 |
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浮ついた二酸化炭素が青を濁した
60億分の1を軽んじる僕のらしいよ
錆び付いた言葉の欠片で赤を零した
100億個の目が背いた悪夢を笑った
縮尺のおかしい5次元の地図を頼りに
定義も価値も不定形のまま
妙に定まった義務と都合に溺れる
デ、ボクハダレヨ、イッタイ
そうさ、途中経過を消し去った
Q.E.D.とだけ書かれた答案で
いつも疑念を解いて生きてきたんだよ
時にその消去を恨みながら
ひたむきな右手の努力が白を汚した
たった数枚の紙で決められる未来に怯え
日常と乖離した記号を黒で連ねて
理由もわからず夢見た景色を手にした
縮尺のおかしい5次元の地図を頼りに
何だか高尚な乗り物に乗って
妙に美しい夢の終点に着いたよ
デ、ナンノタメニ、ココニ
でもさ、産まれる間際に渡された
Q.E.D.とだけ書かれた答案に
真っ当な答えが記されていたなら
僕はここにいないと思うんだよ
僕は誰で何のためにいるのか
その証明の欠如が僕を自由に縛り付ける
だから今から答えの反対側にあるかもしれない
光すら掴みに行こうと思うんだよ
理由や意味と引き換えに得た
両手で闇を探りながらでも
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