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箒星と時の地図
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作詞 愛弓歌 |
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いつものように日付をまたぐ
闇の色が少し変わって
紡ぎだしたのは一つの流れ星
衝動的に沸き立った祈り
加速する未来 遠い日の自分
ぎらつく目をそっと閉じる
溜息の代わりに伸ばすのは右手
流れ星の残像を手繰る
「そもそも願いだなんて無かった」
腐るほどの祈りを生贄に
今を知りたくなったのさ
いつかのように星座を探す
傍らの温度は違うけど
見えた気がしたあの日の箒星
衝動的に流れ出る痛み
分岐する過去 いくつもの昨日
正当化と嫌悪の虚像
強がる代わりに伸ばすのは左手
箒星の残像を手繰る
「そもそも思い出なんて忘れた」
腐るほどのifを捧げて
今を知りたくなったのさ
未来と過去を道しるべに
今を探して駆けるのならば
ちょっと昔のあの星たちの
光を繋いで笑えるから
流れ星の残像を手繰る
そもそも今が発した光ならば
昨日と明日のそれを頼りに
今を見つける旅に出るのさ
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