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その花弁の一片でありたい
作詞 愛弓歌
誰と話すでもなく過ぎる休日
気だるさの残る明日の予想図を描き
未来の犠牲にした今を慰めに
出歩いた河原に上がる花火

人の溢れる、賑わう花火大会
咲いては散りゆく花に心奪われて
古びた想いたちが疼いた気がした
昂揚感と劣等感の間で

一瞬の運命から逃げず凛として
一閃の楕円がまた刹那を生きた
一生を儚さからはぐれそうに生きる
僕はその下で、そっと立ち尽くす

風に撫でられ、胸の痛みに気付く
未来を語りながら贖っていたはずの
古びた想いたちが痛んだ気がして
孤立感と焦燥感に包まれる

一刻が次々と通り抜けてゆく
一層の不安の念、三色の輪に問う
一方でその答えに耳を塞いでいる
僕に容赦なく音が降り注ぐ

なあ、来る今をその度に諦めたあの日の想い達よ
君達の痛みが紡いだ未来はこんな僕だ
「永遠」に正当化された今を消費する、こんな僕だ
努力や夢で目を隠すことが
燻ぶる自由を叩き消すことが
正しいのかわからなくなってしまったよ

一瞬の運命から逃げず凛として
一閃の楕円がまた咲いた
一群の時の中、時からはぐれた
孤独な僕に時はふり続く

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル その花弁の一片でありたい
公開日 2008/07/23
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント Jコン出展作品です、はい。
愛弓歌さんの情報













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