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言い訳的帰納法
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作詞 愛弓歌 |
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昨日を生きたのは今日ため
今日を生きるのは明日のため
じゃあ僕はいつになったら
今日のために今日を生きるの?
僕は最期に近づく怖さから
逃げ道を必死に探していた
昨日への逃避を弱さと罵って
明日にそっと身を潜めたんだ
こうやって時計の針から逃げて
夢見る未来は輝いていた
遠すぎて届きそうな光は
空の星のそれに似ていた
明日君に嫌われないため
今日は嘘をついて苦笑い
そうやって嘘を重ねて
最近君をいつ笑わせた?
僕は別れの近づく怖さから
逃げ道を必死に探してた
昨日の弱い僕自身を隠して
明日の虚像を指差したんだ
こうやって自分の弱さから逃げて
創った偶像は輝いていた
どこか無機質なその光は
売り物の愛のそれに似ていた
今日のために昨日を使って
明日のために今日を使って
そう、僕は今日を生きぬまま
未来を証明しようとした
ダメだ僕は今日を生きるよ
そうだ今君に好きだというよ
そして死ぬまでの何十億回の
「今」を「今」証明しよう
そうやって今を重ねて出来ると
夢見る未来よ輝いていて
何光年先から届くあの
空の星の光のように
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