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ぼやけた風景
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作詞 愛弓歌 |
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それは心が破裂しそうなほど
鼓動を鳴らした瞬間であって
またはあの空に君を描いて
手を伸ばした瞬間でもあるんだ
あの時僕はどうしようも無いほどに光っていられた
今でも覚えているよ君と出会った日のあの空は
驚くほど晴れていて、君は眩しそうにしてた
あの空は今もここに繋がっている気がする
今すぐにでも君が現れる気がするんだ
「愛なんて、山の向こうの川を隔てた丘から
遥か向こうに見えるとこにあるんだ」
それほどぼやけた風景を
君はあんなに鮮明に見せてくれた
それは君を好きならばその分だけ
臆病になるような矛盾で
または原因不明の胸の
異様な痛みを引き起こすもので
あの時僕はどうしようも無いからと愛を恨んだ
今でも覚えているよ君と遠ざかった日のあの空は
痛いほどの雨なのに傘をさす気も起きなかった
あの雨は今も僕のこころに降っている気がする
そのせいで目からたまに溢れてしまうんだ
それはどんなに苦労して探しても
今はもうここにはないもので
または僕の生きる道の上で
一番必要だったかもしれないもの
あの愛なしでどうすればいいのかなんてわからないよ
「愛なんて、山の向こうの川を隔てた丘から
遥か向こうに見えるとこにあるんだ」
それほどぼやけた風景に
君はあれほど鮮明に消えていった
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