|
|
|
ブラックアウト
|
作詞 愛弓歌 |
|
ブラックアウトした街並みに
発情期の猫がアクセントを落とす
星は静寂を欲しているようで
月が揺らす狂気を受け入れている
かじかんだ手に浮かんだ液晶
メールは送信を待っている
こなれた日常を壊す勇気
「愛」を世界は待っている
地球を穏やかに回すのに
使われたいくつかの嘘の一つを
君とセックスしたいから
壊してもいいかな どうだろ
ブラックアウトした街並みは
発情した僕をけしかけて笑う
雲は愚行を隠してるようで
月が照らす狂気を覗き込んでる
かじかんだ手に浮かんだ文章
告白は送信を待っている
こなれた日常じゃ物足りないよ
「愛」を君に伝いたい
立ち止まった電柱の傍ら
錆びた空き缶が泳ぐ水たまりに
浮かんだ月は鼓動に沿って笑う
震える親指を送信のキーをあてがうと
不意に力を込める
「そろそろ付き合わないか」
猫はまだ泣き喚いている
地球を穏やかに回すのに
使われたいくつかの嘘の一つを
君とセックスしたいから
壊してみたんだよ どうだろ
夜は物憂げに更けていく ブラックアウト
|
|
|