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サムライ
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作詞 アルミシン |
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この世に生まれた侍は
繋がりとは無縁な人だった
優しさを求め近付く人を
情け容赦なく切り捨てた
人の繋がりが 自由を奪う
硬い鎖なら 一刀両断
振り上げた刀で何を刺す?
刀身揺れて 空気が裂けた
自らを象ったその刃
研いでいないから 錆にまみれているまま
侍の刀は濡れた柄
乾いた時を知ることはない
不審に思い調べてみると
なんだ 自分の涙だった
ただ闇雲に 刀振り回す
突き刺さっていた 心に深く
振り上げた刀が空を刺す
切られた空気 悲鳴を上げた
曇りに曇ったその刃
当たり前なんだ 磨こうともしないから
血に濡れた 刃振るい
何を相手に 戦っているの
自分自身も わからないまま
それでも戦 これまでも これからも
振り上げた刀を振り下ろす
見えない切先 空気と化した
遂に砕け散ったその刃
飛び散った破片 少しだけ綺麗だった
新しい刀で時を切る
見えない未来 切り開いてみた
自らを断ち切ったその刃
斬って創って それが侍魂
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