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Past
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作詞 Jabby |
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届かなかった想いは 今でもまだ胸の奥
無意識から取り出す度に ひとつずつ傷が増えていく
その痕を見ないように 目を逸らして涙を零す
どれだけ季節が流れても 向き合うことができないまま
口を開けば、いつも 「あのときに戻れたら」
そんな風に
後ろだけを見ながら 泣き言を言い続ける
あのときに戻れたとして いったい何が変わるのか
「きっと上手くいくはずだ」 そんなことはありえない
どれだけ遡っても 彼女は彼を選ぶだろう
変わるはずのないものを 変えることを願うのか
明日という日を拒み 昨日という日を求め
後ろへ進んでいく度に 振り向く勇気を捨てていく
ふたことめには、いつも 「あのときに戻りたい」
そんな風に
前を見ることもなく 深い闇に堕ちていく
現実から目を背けたとして いったい何ができるのか
「きっとやり直せるはずだ」 そんなことはありえない
妄想で心を満たして 瞳が虚ろになっていく
虚構の世界に紛れ込み 逃げ続けるだけなのか
あのときに戻れたとして いったい何が変わるのか
崩れた虚像の残骸が 何度も「現実」を突きつける
どれだけ遡っても 彼女は彼を選ぶだろう
気付いたときに残るのは 強さを忘れた自分だけ
過去の中で生きていても ただ失っていくだけで
それを知った後でさえ 前を向こうとしないのか
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