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咲羅
作詞 姫叉
蜘蛛に捕まった蝶は もがく程罠に嵌り
最後に見た景色は 水面に浮かぶ桜の花びら
絶命の瞬間まで ゆらめくそれを見つめて

短命と知りても 開花される哀れな花は
風に一部を攫われつつも 最期のトキまで
悲しみの旋律 奏でようと 人はそれを「綺麗だ」と言う
舞い散った後は 動かずして「枯れる」運命を待つ

水面の桜は それを知るべくして
どこか切なく、虚しく寂しげに映る

モノクロのこの浮世に 未練は無いと言えども
己の儚さに 雨と偽り涙を誤魔化す

幾度も繰り返される 悲しみの祭り(パレード)
月の出ない 暗闇の中 
錆びれた記憶と蝶の羽根と共に
そっと地に降りて。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 咲羅
公開日 2008/06/25
ジャンル その他
カテゴリ その他
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