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傷と痣
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作詞 コウスケ |
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ある日僕は公園にいた 呑気に鼻歌歌ってた
そんな僕に女の子が 飴玉渡しに来てくれた
「君のパパとママはどこなの?」 「その腕の痣はどうしたの?」
君はまだ幼かったね 何事もなく笑ってたよね
その日々を 当然だと思わないでね
それから数年経った後 僕はまた公園にいた
すると成長したあの子が 涙ぐんで隣に座った
「私のパパとママが酷いの」 「訳も無く私を殴るの」
そこまで成長したんだね 自分の不幸に気付いたんだね
でも笑顔の君を 見れないのは悲しいや
そのままベンチに座ってて 時間が君を癒したね
「アリガトウ」と笑った後 君は誇らしげに去ったね
なんで僕に感謝するの? 僕は何もしてあげられない
それからは数年経っても 君は公園に来なかった
やっと君を見つけると 君の手首の傷が見えた
僕は何も言わなかった ただ黙って泣き始めた
君も一緒に泣いたけど 君が先に泣きやんだね
強くなったね 自分と闘ったんだね
僕は君に何もしてあげられない
ただ黙って君の話を聴くことしかできない
でもそれが君の心を癒しているならば
僕は何度でも君の話を聴いてあげる
だから負けないで
僕が君のパパになってあげるから
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