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僕の永遠の友達
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作詞 asaasa |
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日曜朝5時の電車に乗って
二人でどこまで行く気だったろう
黒いかばんを持った君と
僕とはずっとの親友同士のようだね
冷たくはりつめた空気の中でも
僕は恐れやしない
鋭く突き刺さる君の言葉が
僕を深く傷つけようとしても
加害者のくせに
いつも先にやられる君さ
朝焼けの人食いスカーレット
君の犬歯もスカーレット
僕の胸だけかすかなブルー
小さな背中の孤独なモンスターよ
だまされ易い君の
性感帯の二の腕
頬のピーチピンク
僕はこれから生白い息を吐き
繰り返す日常を、ささやかな独占欲を
こういうことが幸せだよと言うおっさんになって
しがみついて、ひからびてくよ
日曜朝5時に君が乗る電車も
その5分後に僕が乗る電車も
なにひとつ得られないという未来を
さも意味ありげにもったいぶるだろう
青春の希望という伏線にだまされた
僕たち二人の行く末さ
旅立つ君が見るものも
これからの僕が見るものも
ほんとの幸せじゃなけりゃいい
小さなモンスターよ
僕の居ないところでなんて
幸せになんかならないで
いつでも繊細なままでいて
みんなに傷つけられて涙を流してよ
君が最後に言った言葉ったら
まったく安い映画のようだぜ
笑顔が不器用すぎるんだ
涙声でひるがえるワンピース
小さな背中がもっと小さくなってゆく
さよならモンスター
僕一人で乗る電車の
スカイブルーの座席シートをみてたら
点々とロイヤルブルーのもようができた
君と僕の街は
僕だけの街になった
帰ったら深く眠ろう
それしか思いつかない
なにひとつ得られないという未来
なにひとつ得られなければいい
僕のいないところで
幸せになるのさ
気にしすぎないことだ
ずっと親友同士だったさ
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