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自転車
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作詞 asaasa |
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夜の自転車
雨に黒く光って
しんとのびるアスファルト
かんかんと
ふみきりの音が
さみしい街だ
ここは
いつかの雪も
ここからながめた
きみをなくしてから
この街へきた
不安の殻をさらり脱いで
恋慕の服を着続けた
きみに会いたい
長い夢からさめる日がきたら
私は私を笑えるだろうか
ふと聞こえる歌のなかに
きみがあふれている
もとめるのはその影だけだよ
雪にひかってきえた
いつの時代も人は別れを惜しんだ
夜行ライトに照らされる
未来をみつめてみたが
どんな風だとしてもかまわないのだ
きみがいない世界を
どのようにでも生きるだけなのだ
水を切る自転車
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