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夏坂
作詞 Rin
折からの季節は夏で
私は故郷のきつい坂を汗だくで登りながら
左半分であなたをいっぱいに感じていた

埃っぽくて刺すような暑さの中
何もかもは白く光輝いて
このためにすべてを失くしてもいいと思えた

確かめたくなるのは
あなたの本当の気持ちや 未来のこと
世の中で広く正しいとされている常識は怖くない
でもあなたの笑顔が弱くなるのはぞっとするほど怖い
はっきりとよく分からないままにしていたなら
私はまだこの笑顔を見ていられるのかな

ぜえぜえと息を苦しく切らしたり
じりじりと肌が焼けていったり
くすくすと目を見て笑ったり
その全てが幸福な坂の途中

登りきったら何があったんだろう
途中で道をそれてしまった私たちには
永遠に分からない
想像もしない美しい景色が広がっていたのだろうか
私はあなたを幸せに出来ましたか

足音を忘れないように抱いたまま
ずいぶん遠くまで歩いてきてしまった
もう今は
記憶の向こうで華やぐばかりの笑顔

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夏坂
公開日 2008/06/23
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント 思い出を捨てるのは本当に難しい。今でもくっきりと浮かぶ景色も笑顔も。切なさばかり大事にしすぎてるのかもしれません。
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