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ちゃんと生きてんだよね。
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作詞 蓮華愛 |
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こんなにも息が苦しいのは何故だろう
水面下で僕らは生きているはずで
潜伏する時間が長すぎるせいなのか
僕にはちっとも分からない
分かりたいとも思わないのが
飾らなければ事実なんだけど
どうしようもなく
たまに悲しくなったりして
どうしようもなく
人肌恋しくなったりして
特に与えられてないわけでも
与えたわけでもないのだけれど
ひどく
ココロ ギシギシ音をたてるとき
携帯の着メロに紛れて
聞こえた嗚咽に
聞こえなかったふりをして
マナーモードにしては
ブーブーと文句ばかり言う
冷たい 機械
ひとくくりには言えないじゃない
炊飯器はあったかいし
冷蔵庫はにぎやかだ
言いたいことのひとにぎりも
僕らは口にできなくて
悲しみすら薄れてゆく時間の中で
結局のところ忘れてゆくことばかりだ
それが悲しいことなのか
嬉しいことなのかなんて
今の僕には興味がないけれど
考えなくて済むうちは
あんがい幸せなんじゃないかなんて
勝手な気持ち抱えてる
人生長いんだし
たまにはながったらしく
グダグダいってみるのもいいかもしれない
すべて水に流せばさ
それはそれで下水の洗浄ぐらいにはなるんじゃない
ね
くだらないコトを
言ってるのに
ちゃーんと生きてんだよね。
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