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星呼び茜
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作詞 夕木蚕 |
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星を呼んだ茜空
夕映えの道 影が伸びる
気難しい時間の中で
何を手にしただろう 何を残しただろう
どこへ向かうも地図さえなくて
歩き出しては袋小路
揺らがぬ空の北極星も
不安の雨雲で見えなくなる
駆け抜ければ向かい風
背を向ける者には追い風
頬なでる優しい風
そっと口付けして 明日へ吹き抜ける
枯葉がひらり一枚ひらり
帰ることさえ許されず
ならばせめてと川に流した
流れの果てに誰かと会えるよう
黄昏間近 闇夜の手前
果てを無くした灯りたち
恐れながらも朝を待ちわび
やがて明日へと飛び立つのだろう
流れる雲の行く先は何処
尋ねてとどまる風見鶏
あふれ出る涙 心の痛み
答え この先に
見上げたならば星呼び茜
帰り道から影が消える
気まぐれな時間の中
どこかへ行けるだろう 誰かに会えるだろう
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