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名残りの風
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作詞 夕木蚕 |
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くだけた木の葉が流れてた 寂しげな風が吹く秋
どうしても越えたかった あなたの背中が小さかった
一回り大きな手に守られながらも
いつの日か 『守ります』と 告げる日が来るのを待っていた
暮れなずむ空に
憧れという名のあなたの背中が
今でも映り込んでいるようで
いつも寂しさが込み上げています
私が下絵をあなたが色を そうして作り合った私の夢
嵐が襲い掛かっても 色は消えずに残っていた
その笑顔を見るたびに永遠を信じたくて
一人そっと 腕時計の 針を止めたまま遊んでいた
この街に吹く風は
あの頃と何も変わらないまま
ただあなたの優しい名残りが
私の瞳に涙を運んでいます
暮れなずむ空に
今日もあなたの名残りがそよぐ
時に勇ましく時にしとやかに
あなたの眼差しのようです
あなたはこの街の風に生きている・・・
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