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鞘
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作詞 夕木蚕 |
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水たまりに一つ ポタリ、と 雨が落ちたら
小さい小さい小さい雫が 波紋を水面に生み出す
きっかけは些細 全てが そういうものでしょう
あの恋の始まりも そしてあの大河の水源も
見えないから幻よと その幻がひどく痛い
電波の狭間を漂う刃よ 今日は誰の心に切っ先を向ける
鞘へは戻れない 帰れない 仕舞えないよ
あまりにも 歪んでて 醜くって
ヒラヒラと蜂が 優しく 花に止まれば
次の花の雌しべへ運ぶ 新たな命の種を
きっかけは些細 何もが そういうものでしょう
この宙(そら)の始まりも 絶え間ない涙の水源も
見えるから現実よと 蜃気楼、いつまでも遠いよ
はいといいえしかない世界で 曖昧な私たちはもがいてる
仮面を付けられて あなた、誰? 知らない人ね
気づいたら 私の 愛する人
電波の狭間を漂う刃よ 今日は誰の心に切っ先を向ける
鞘へは戻れない 帰れない 仕舞えないよ
あまりにも 歪んでて 醜くって
醜くって 醜くって 醜くって・・・
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