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君へ
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作詞 夕木蚕 |
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こんな風にしてゆっくりと 渓流の清いせせらぎのように
時の流れを二人で感じ合う為に どれほどの苦しみを乗り越えたかな
出会ったばかりの僕たちは あるはずの果てを見ようともせず
些細な行き違いでたやすくも 架けた絆を切ろうとしていたね
同じ歩幅で歩こうと 君は僕に 僕は君に
無理やり慣れない歩幅で歩いては 転んでいたけど
人は誰一人として同じ歩幅を持っていないんだよ
追い抜いたり追い抜かれたりしながら 進んでいく
僕が君に想いを伝える時だけ一緒に並んでくれれば
それだけでいい だから今 少しでいいから僕に並んで
どちらから声をかけたのかな そんな事も忘れるほどに
君といるその一秒が輝いて 二つとない美しい時を刻んだ
それから季節が巡り行くのを 何度小窓から覗いたかな
立て掛けておいたカレンダーは いつの間にか新しくなった
暖かい春の出会いから 無邪気な夏 すれ違いの秋
そして静寂の冬を乗り越えて 今、花を咲かそう
人は誰一人として同じ人生を歩まないから
僕と君の歯車が軋んで痛むこともあったよね
その痛みを分かち合える時をずっと待っていた
だから笑って その時は 今ここに訪れてるから
一緒に、なろう・・・
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