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ショウウィンドウに飾られた -Doll-
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作詞 神楽陸久 |
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ショウウィンドウに飾られた -Doll-
笑わない女の子は、何処となく僕と似ていた
喋れない 笑えない 涙が出ない…
君は僕に向かって言った。
―寂しいね。
君の涙が僕の前に流れ落ちた。
僕と君の間にある透明の壁、手を伸ばせば
そこにいるのに…
いつもいつもそこから、僕を見てる君は
僕を連れて行ってくれないの?
はやく…はやくしてくれないと……僕、いなくなっちゃうよ
ねぇ、どうして君は、泣いてるの?
ねぇ、どうして僕は、その涙を拭うことができないの?
腕も、手も、足も、全部あるのに
どうして、君の涙を拭うことが出来ないの?
これはなんだろう?
涙なんて出ないのに、ぽろぽろ出てくる気がする
喋れないのに、いつも君と話をしてる気がする
これはなんだろう?
ここから出たいと、君を守りたいと思う
これは…なんだろう?
いつもそこから見ていた君はいつの間にかいなくなった。
どうして?
もう、来てくれないの?
はやく…はやくしてくれないと……僕、いなくなっちゃうよ
ショウウィンドウに飾られた -Doll-
ちいさな目には水の痕……
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