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生命堕落論
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作詞 雪城院 零羅 |
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濡れた薔薇の棘に触れても
朽ちた声で唄ってみても
退屈と云う渇きは止まらない
何が愛だろうか?
どれが真実か?
答えを解せぬ脳で解った事
『僕ハ堕天使。』
本能だけで進んでいた道は
罪と罰が重すぎて
白き翅(つばさ)は泥溝(どぶ)に染まりゆく
冥土に堕ちて 嗚呼醜しや
「成り上がる気はもう無い」
鉛の枷を見つめてても
鉄の柵に爪を立てても
抗う術には成らないのだろう
何処(どこ)が楽園か?
何時に陽はのぼる?
出口を見つけ出せず喘ぐだけ
『我コソ魔王・・・』
邪鬼なる炎は裁きの鉄槌
雑魚と蟻は跪け
燃やして燃して凍えて凍てつく
惚気て堕ちる 此処は何処(いずこ)じゃ?
「肥えていくのは私欲だろう」
運命(さだめ)を与えて
世界を拡げて
人(ゴミ)の上に立つ事で私は潤う
『私ガ神!』
妄想ならば実現させ給え
不可能など在りはせぬ
崇めよ 称えよ 誉れよ 慈しめ
正義と云う矛で さぁ堕ちるがよい
「此れぞ我らの思想だろう」
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