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キングヴァンパイアの退屈しのぎ
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作詞 雪城院 零羅 |
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塗り潰された 夜
朱く浮かんだ 月
静寂の中の夜想曲(ノクターン)で
踊る 吸血鬼(僕)達
己の宿命を憎む度
黒い柩に詰め込んだ
此の匣は幾つに成るかな
(Angelo?Lo nego ")
深紅の雫に誘われて
理性の鎖は千切れる
両の目を閉じて誓おうか
僕という存在 王という意味を
喰らえば飲み込む さだめ
真っ白すぎる 朝
昇ることない 太陽だって
皆に好かれた僕らの敵
灰に...爛れに...
双つの心臓が潰(つい)えるなら
緋い恐怖 滾る爪
光らせて未だ思い出せない
御伽噺の絵本の中の
普通(ありきたり)も願い請えず
翼を休める場所もない
美しすぎる花 愛の曼珠沙華
世に生まれ落ちた さだめ
歌えぬ金糸雀 優しい嘘吐き
潰(つぶ)れた咽喉 輝かない綺羅
光の届かぬ迷路(ラビリンス)
矛盾に黒を重ねて塗れば
玉鎖を壊して魅る快楽
雷の風が背を押して
畏れを忘れ歩き出す
屍と共に謳おうか
未来永劫のため 生き残るため
血族 系譜の 運命(さだめ)
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