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江戸戦物語
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作詞 雪城院 零羅 |
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今行く道にわ 獣ども蠢き
絶望の時ゆゑ 野原は荒れる
心に刃を 覚悟は焼きませう
季節わ巡らず 明日は来るでせうか
刺青(しせい)よ 愛すべき
あの人を守らん
時代と云ふ 変ゑるべき
魂わ何処へ行くのでせう
清らけき この身には
血汐が滾って
何時かこの手に
抱きし君の儚き夢
叶ゑる為に 開く
神風の名の元 戦ゐわ多発し
希望など待つほど愚かな事など無ゐ
温もり愛ほしゐ
杯に誓って
有明の風よ唯吹きやまん
血肉浴びて 帰るのわ
侍の証なのでせうか
傍で唯 嗤ふだけの
私わ醜ゐ
散って枯れゆく
華と成りて生きるなら
いっそこの手で 殺め
今行く道には獣ども蠢き
季節わ巡らず朝わ来るでせうか
小袖に涙拭い
黒髪に誓って
立春の海よ火に溺れ戯欷
神風の名の元 戦ゐわ多発し
希望など待つほど愚かな事など無ゐ
温もり愛ほしゐ
杯に誓って
今行く道には獣ども蠢き
季節わ巡らず朝わ来るでせうか
小袖に涙拭い
黒髪に誓って
戦ふ誉れこそ 生ける屍ですね
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