|
|
|
不安定なTriangle
|
作詞 十飛 |
|
いつでも私を守る人
いつでも私達二人を見守る人
ずっと三人で居れると思っていた
ずっとこのまま続くと思っていた
余りに幼すぎた私達は
余りに脆い関係だと
あの頃は気付きもしなかった
簡単に崩れる事を知らなかった
時が経って男が二人で女が一人
そんな事は随分前から気付いていた
時の流れは残酷で
躊躇うことすら許してはくれなかった
いつからか私を守る人が私を想い
私達を見守る人を私が想い
私達を見守る人の心はわからぬまま
少しずつ少しずつ歪になっていった
それでもどうか壊れぬように
今はまだこのままで居たいと望む私を許して欲しい
真っ直ぐな想いを知っている
いつも私を守ってくれる
無邪気で真っ直ぐで時にあなたは強引で
嬉しくて嬉しくて真っ直ぐ過ぎるその想いに
私の心は戸惑うばかり
その心が私にはわからなくて
私達を後ろで見守るあなたに気が付いた
きっとあなたは私の想いに気付かないふり
だってあなたは優しすぎて要らない遠慮をするでしょう
だけど時にあなたの視線を感じるような気がして
それがただの気のせいじゃないと願う私を笑って
苦しくて切なくて私の心は揺れ惑う
真っ直ぐな想いと抑えた想い
私の想いは決まっているのに
選ぶ事なんてきっと私に出来やしない
それでもどうか壊れぬように
今はまだこのままで居たいと望む私を許して欲しい
苦しくて切なくて私の心は揺れ惑う
ガラガラと崩れてしまうのが
とてもとても怖くてたまらない
いつまでも綺麗な三人じゃいられない
気付くのが早すぎたのか遅すぎたのかなんて
私達にはもうずっとわからないままで
それでもどうか壊さぬように
今はまだ零れぬようにそっとこの想いに蓋をして
|
|
|