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運命の糸
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作詞 ぎぶ |
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進むは眼(まなこ)の先
背中に顔などない
足は止まらない
決意を胸に秘めた
彼らは戻ることなく
或いは戻れない
誰(た)が企み 誰が責任
灯る焔がすべてを語る
故山燃やせば忘れんとするならば
刻みはしない
哀れな駒の道 供物さえ散りける
糸を掴むは汚れた何
忠誠を誓えば不死身にでもなれると?
糸を放しても救われぬ
主亡し人形 底深く叫ぶ
「妹よ子よ 我は誇らしい」
平穏 光る都
それすら今は昔
一夜の惨劇
自ら命じた罪
祈りも届かぬ場所で
指を組む人間
誰が死ねば治るだろう
永久の苦しみ 刹那の誉れ
赤丸に向けて掲げよその拳
失ってでも
愚かな上(かみ)の道 知らぬが仏なり
糸を操るふくよかな手
自信に満ちたその瞳を貫く剣
そのまま糸まで切り給う
主こそ人形 天高く吠える
「目指した世界はどこでしょう」
哀れな人の道 掟を翻し
奈落へ堕ちゆく糸屑
幸福を誓えどすぐに忘れるだろう
糸を拾おうともただの糸
愚かな我の道 罪深き欲望
眼の先には破滅だけ
死して尚解せぬ理と真実
何の為に戦ったのだろうか
最後に見た空は 蒼く輝いて
「うぬらにゃしんでもさとれない」
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