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忘れな草
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作詞 鞄 |
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彼は除草剤開発者、世界、枯らし続けていた
戦場に立っていないけれど、彼の手はなぜか血生臭
枯れ葉黙々積もるたび、心、枯らし続けていた
出ない声絞り出すように、声を嗄らしているそうだ
焦心苦慮の帰り道、見たことのない花屋がある
彼は助走つけ踏み込んだ、世界、嗚呼、彩られていた
目立つところにはいないけれど、輝いている白詰草
彼は黙々一人旅、心、嗚呼、彩られていた
彼の心を癒すように、咲き誇るのは蓮華草だ
旅も佳境の帰り道、見たことのない花がある
「君の名前は何ですか?」知りたくなって尋ねる彼
「僕に名前はありません」寂しそうに揺れている
不意に寂しさ込み上げて
無性に名前をあげたくて
92輪お買い上げ、彼の旅は往復地点
彼は家路に沿いながら、今を、考え続けていた
争いは止められないけれど、何もしないなら笑い種
できることはないだろうか、未来、考え続けていた
答えを求めるかのように、名もなき花を見る、
そうだ!
「君の名前はこれでいいかい?」返事欲しくって尋ねる彼
「僕に名前をくれるのかい?」嬉しそうに揺れている
一挙に希望が込み上げて
あげた名前を呼びたくて
92輪高く揚げ、彼の旅はStart地点
彼は開花剤開発者、世界、咲かせ続けている
あの花世界で咲くたびに、心、満たし続けている
「皆が争い忘れるほど、咲け、真白な忘れな草」
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