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dear rain
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作詞 石川秀一 |
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傘を差して一人待っていた 土砂降りの雨の中
約束なんてしていないけれど 何故かそうしていたかった
家路を急ぐ人の群れ 二つ並ぶ傘を見た
羨ましくはないけれど 何故か凄く寂しくなった
誰を待っているのかと聞かれても
上手く答えられないけれど
まだ僕の隣には一人分くらい
並んで濡れないで歩けるだけの
スペースがあるんだ 急に孤独になった
君に会いたくてしょうがない
雨はまだ降り続いていた 土砂降りの空模様
まるでこの心と同じだ 泣けるだけ空に嫉妬した
もしも今この傘の中に 君がいてくれるのなら
虹をかけた心模様 空に見せて笑ってやる
君を待っているのかと気づいたら
何だか誇らしい気になった
降るなら降ればいい この心は晴れた
笑ったあの子の声が聞こえた
記憶があるんだ 急に暖かくなった
僕の方から会いに行こう
雨降りの街をかけぬけて 君を探しに向かった
さっきまで晴れていたのに また心に雨が降ってきた
笑い声はまだ聞こえるけど 何だか楽しくはなさそうだ
不安であふれた心の 雨が目から溢れてきた
君を探しているのか 孤独から逃げているのか
二つ並んだ傘を追い抜いた時 答えを見つけた
雨上がりの街を歩いた 土砂降りの心のまま
傘はどこかに捨ててきた 心にはどうせ差せないから
不意に見上げたら空には 大きな虹がかかっていた
どうせなら今また降ってくれ
泣き顔を隠せるから
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