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合い言葉
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作詞 石川秀一 |
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異端児扱いを恐れて
正解もわからない癖に
目立たぬ様に 浮かぬ様にと
願いながら小さく手を挙げた
神様は本当にいるかも
嘘つきの僕をちゃんと見つけて
名前を呼ぶ ニヤニヤって顔で
答えなさいと罰を与える
前の席の友人に 助けを求めたら
答えを知っているのは君だけだなんて
この思いはなんだろう
その正体はなんだろう
ただ一人の人が笑うから僕も笑う
類似品の中で 少しだけど違う
きっと特別 大切なものだってのはわかる
何かの代用として
とりあえず意味を与えて
名前をつけた 捨てる時に
躊躇わない様なありふれた名前を
気づけば押し入れの中には
些細な思い出ってものが
溢れてたりして 結局はいつも
見ないふりしてまた戸を閉める
子供の頃手にしては すぐに飽きて捨てた
宝物が最近懐かしくって欲しくなる
欲望は今日もまた
正当性を主張して
理性の検閲をくぐり抜け生まれている
繋がっていたって
次の快楽を見据えて
そっと構えて スタートの合図を待ってる
答えなんか無くて探すだけ無駄で
馬鹿な奴だって笑われるのかも
でも君がいるから
出会っているから
世界中で一番だって証明したいじゃん
この思いはなんだろう
僕はどうしたいんだろう
無難に思えるんだよ 妥協してる気がして
既製品であっても
君の場合はこんなに
柔らかく全部包んでくれるのに
僕の愛言葉は
僕のままで君に
届いているかな すり減ってないかな
正常じゃないかも
しれないけどいつの日か
僕の思いが綺麗な涙を誘えばいいな
有名な映画みたいにそれが
二人の合い言葉になればいいな
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