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屋根が消えて、ふたたび
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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38口径の穴が世界を変えた
鼓膜が破れんばかりの破裂音
平和を象った虐殺の始まり
君が耳元で呟く 愚かな言葉
"こんな野蛮なルールに支配されたくないよ"
遠く海のほうで 天才たちが行進してる
王様は そんな彼らに銃口を向けた
空を仰ぐ
無数の手は
今、
何を掴もうとしている?
「簡単なものばかり 僕は見ていた
幸せな夢 そんな単純な理想
振り下ろすこと それが正義だと信じていた」
38口径の穴が世界を変えた
息もむせかえるほどの煙の中
平和を象った虐殺は続いた
みんな 綺麗な嘘を 信じて疑わない
それが 世界を神経質にさせていたんだよ
蔓延る喧騒は 容易く命を奪う
神様なら 遥か昔に殺されたんだろう
ドアを叩く
無数の手は
もう、
何も掴むことはないよ
「簡単なものばかり 僕は見ていた
誰も死なない そんな単純な理想
振り下ろすこと それが正義だって
とんだ勘違いをしていた」
誰かの笑い声が鼓膜に届く
少年は消えてしまった街の廃墟で
小さな残骸を使い 脈を切った
涙が頬を濡らすのも 銃を手にするのも
なにもかも 手遅れだったのさ
あの頃の僕は
戸惑いなんかなくて
誰がどんな悲壮を抱えてても
引き金をひくことは
絶対にしなかった
それが全てだった
それが僕の全てを狂わせていた
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