|
|
|
1998年、僕らはサンクトペテルブルクにて
|
作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
|
洗練されたルール 白々しいガラス細工
大通りでは 誰もが思想をひた隠す
朝になって盲目 空が青いことも忘れて
濁ったスモークに閉じ込められた
世界的なホリック 俗物的に跳ねるボール
ストーリーは 意味ありげに揺らめく
怒号が飛び交う あの像が指差す方へ
狂った秒針に従っている身体
たくさんの祈り シュプレヒコール
渋滞を巻き起こして もう画面はフリーズ
あの日の銃声が奪ったもの
錯覚かもしれない感触を知る
希望も絶望もそのまま ずっと片方に傾いたまま
伸ばされた小さな手 掴み損ねた無数の手
「1998年、僕らはサンクトペテルブルクにて」
洗練されたルール 精製は続けられる
みんな正気では 夢を夢見てしまうだろう
油が浮かぶ水面 空が反射することもなくて
間際のスウェイが終わった午後に
世界的なホリック 疫病に取り憑かれる
ストーリーは 筋書き通りに進んでいく
きっと何か始まる あの有名な台詞の後で
気付けばもう8月 季節は少し早足になって
たくさんの祈り シュプレヒコール
渋滞を巻き起こして もう画面は映らない
あの日の少年が 誓ったこと
奇跡と呼ぶにはそれは拙すぎる
希望も絶望もそのまま きっと無意味じゃないから
光にまみれながら 掴もうとした無数の手
「1998年、僕らはサンクトペテルブルクにて」
遠くの空が瞬いている
世界を切り取る音がする
遠くの空が瞬いている
僕らを隔離する音がする
希望も絶望もそのまま きっと無意味じゃないから
伸ばされた小さな手 掴み損ねた無数の手
「1998年、僕らはサンクトペテルブルクにて」
|
|
|