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掃き溜めの才能
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| 作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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ウィルスをばら撒くセンター街に
サイレンに殺到する雑踏した足並みと
二十歳を迎えたばかりの僕
冬の日 還らぬ暮らしを毎秒、埋葬
生きろと言う 唾がかかる 偉そうな偉い人
年金未払いの正義 保険には入らない主義
ただ白む空を比喩する 語彙で誤魔化す歌
日々 ヒビ割れて ただ 佇んで
生活水準に見合った寝床に旗たてる
書きかけの詞が溜まるディスクトップ
リベラルを気取る 右翼寄りの思想だが
不満は自分より途上国に向け
冬の日 還らぬ暮らしを毎秒、埋葬
二本の指にピアノ線 痛そうで痛くない
聖者たちの性行為 ジャックは何も切り裂かない
まだ白む空を比喩する 語彙も糞もないや
日々 ヒビ割れて ただ 正しくて
生活水準に見合ったプライドぶら下げる
偏見とレイシズム 平行に陽が沈む
静かな虐殺 逆になったら英雄視
気怠そうに「法的に如何？」って
有象無象に 最適な断罪を
くれ
くれ
くれ
くれ
君が無能だと言うのなら
奴らはただの屑だ
傷が化膿した心のなか
病的なルールに
振り回されているんだ
強い者が強いとは
限らない
強い者が強く見える
目の錯覚で
弱い者が弱いとは
限らない
弱い者が弱く見える
目の錯覚に
みんな騙されているだけ
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