|
|
|
もう少しだけ空が青かったら
|
作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
|
今日も街は歳をとる ビールの泡も歴史になりつつある
敬礼ポーズがよく似合う あの映画のエンドロール
もう少しだけ空が青かったら ハッピーエンドだったかもな
何かから逃げるようなネコ 誰も追いかけちゃいないのに
そろそろ寝ようよ どんな感じに今日を終わらそうかな
繊細な明日へ繋ごう 窓の外はトリコロール
あの日 どんな理由があったら 彼は変われていたのかな
感慨に耽るなよ そうだろう どうでもいい話をしよう
Timeworn small I took a photograph.
ストーリーテラーのように ただ眺めることだけ
目覚ましの音と新しい朝 いつもと同じ新しい朝だよ
もう少しだけ空が青かったら すぐに出ていけたのにな
僕の体温になった布団から また全てが更新された
大人になるということは 些細な違いに気付くこと
ベーコンの焼ける匂いが 部屋のドアをノックしたら
今日は どんな理由を持って あなたと一緒に居ようか
考えなくても分かるよ いつも心は言葉の向こうだ
Timeworn small I took a photograph.
思い出にされちゃう その前に
色も形も匂いも 閉じ込めて
Timeworn small I took a photograph.
「もういいかい?」
「まぁだだよ」
ストーリーテラーのように ただ眺めることだけ
真昼を泳いだ正午過ぎ まだ見たことない顔をして
これ以上ないほど空が青いから 台本にないアドリブを
「広い荒野を行こう 帰ってこれなくても別にいい」
今朝 こっそりと奇跡が起きた
まだ 誰も気付かないけど
産まれることのなかった存在は
君をとっくに許していた
だから もう手を伸ばしていいよ
錆びついたドアを開けていいよ
眩しいものを怖がらなくていいよ
本を閉じて 顔をあげて
臆病なまま 世界は広がっていく
Timeworn small I took a photograph.
|
|
|