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アニーローリーの為なら
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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名前のない絵画に描かれた その横顔が君に良く似ていた
テーブルに積み上げられた紙幣 針の穴 少年は気付く
鏡に映った世界は偽物だってことに
アニーローリーの為なら 神様は簡単に世界を変える
ガラス製の悲劇に仮説を一つ まるで童話みたいだと
「目に見えるもの以外どうでもいい」って
狂ってしまえばハッピーエンドに価値なんてないから
名前のない絵画に描かれた 君の裸をみんなが見たがった
ピアノが愉快に秘密を喋ったら 気持ちいいことだけをして
誰かがドアを叩くまでは時間を止めよう
アニーローリーの為なら 神様は簡単に僕らを殺す
とある劇作家ならこう答える 死ぬから生きるのだと
「有り触れた幸福だけを手にして、
たくさんの死体の上でパンを食べるみたいなことを
私たちは何食わぬ顔でやった」
午前中の静寂に少しだけ淋しくなったよ
街の人たちはパレードに行ってしまった
大きな目をした小さな猫の絵を描いたら
久しぶりに普通の人を演じてみるよ
「あの子はピエロが怖くて眠れないんだ」
いくら生きても 嘘みたいに綺麗なままで
「だけどとても可愛らしい目をしてるわ」
いつか何もかも 嘘みたいに忘れてしまって
だから手は繋いだまま
だから僕は動けなくなる
アニーローリーの為なら、僕は
アニーローリーの為なら 神様の言葉にだって欺く
高い空に投げよう 心臓一つ たとえ童話じゃなくても
「目に見えるものなんかどうでもいい」って
狂ってしまえばハッピーエンドに価値なんてない なら
手を出して
僕の命を君にあずけるよ
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